Windows Reportは12月9日(現地時間)、「Chrome AI Mode Now Runs on a Native Contextual Tasks Interface」において、Google Chrome CanaryにAIモードが搭載されたことを伝えた。

Google検索のAIモード(Webサイト)とは異なり、Chromeに組み込まれたAIインタフェースを介して質問やタスクを処理できるという。

  • Chrome AI Mode Now Runs on a Native Contextual Tasks Interface

    Chrome AI Mode Now Runs on a Native Contextual Tasks Interface

AIエージェント搭載のGoogle Chrome登場か

Google Chrome Canary」はGoogle Chromeの開発者向けテストバージョン。最新機能のテストに参加できるが、安定した動作は望めない。今回はこのテストバージョンに搭載されたAIモードについて概要が伝えられた。

GoogleのAIモードといえば、Google検索のAIモードが有名だ。Chromeのオムニボックス(アドレスバー)にもボタンが統合されており、オムニボックス右端の「AIモード」ボタンをクリックすることで専用の検索サイトを表示することができる。

今回、Chrome Canaryに新しく搭載されたAIモードも名称こそ同じだが、その仕組みは異なる。Webサイトの代わりに内部機能を表す「chrome://contextual-tasks」を読み込み表示するという。

筆者も最新のChrome Canaryをインストールして動作を検証したが、段階的な展開の対象または地域制限があるとみられ、動作を確認することはできなかった。Windows Reportによると、オムニボックスの「AIモード」ボタンをクリックすることで、Chromeに搭載されたAIインターフェイスを表示できるという。

処理はWebブラウザ内部で実行され、Google検索サイトに遷移することはないとされる。現在提供されている機能は従来のAIモードと同じで、Webサイトの要約生成やPDFファイルの分析、画像の生成などに対応する。

Chrome Canaryでしばらくテストか

これら機能およびインタフェースは開発中のものであり、今後変更される可能性がある。正式リリースに向けたスケジュールを確認できないことから、しばらくはChrome Canaryにおけるテストが継続されるものとみられる。

AIブラウザと聞くとハルシネーションや、間接プロンプトインジェクションの問題が思い起こされる。これら問題について、Googleは新しい防御モデルの搭載を発表し、安全性の高いAIソリューションの提供を目指す方針を示している(関連記事:「Google Chromeに新しい防御機能「User Alignment Critic」登場、AIを保護するAIモデル | TECH+(テックプラス)」)。

今後どのようなAI機能を追加していく予定なのか、その全貌は明らかになっていないが、AIブラウザのリリースに向けた取り組みが進められている。