以前サブモニターを縦に設置している筆者(生成AI用スペースに3枚目モバイルモニターのススメ)。その後、使い続けているが費用対効果はおそらくこの一年間の購入物のなかで1位だ。

おもに生成AI用のチャット表示用として定位置を占めているため、利用頻度が高くなっているというのもあるが、そもそも閲覧するWebサイトも圧倒的に縦にスクロールすることが多く、横スクロールを活用することはほとんどない。

映像やゲームでは、横長でなければ困るモニターであるが、文書を見る場合には、圧倒的に縦長が理にかなっているのである。縦置きサブモニターは、見事に補間してくれた。文書主体のPC活用は、縦型が理にかなっている。

この課題ともいえる縦スクロールが長くなると、マウスのホイールが何回転もして、その都度リズムが崩れるのであるが、VimライクなアドオンのVimiumやTridactylを使えば("Vimium"と"ブックマークレット"でショートカットキーオンリーのWebページ翻訳 )、"gg"入力でスクロールの先頭、"G"入力で末尾へと瞬間移動できるキー割り当てが標準になっている。

ブラウザ閲覧は、ほぼこれで事足りるが、文書でも同様のことが起こる。本家Vimのようにテキスト閲覧と挿入がモードで分かれていないとggやGの文字だけでスクロールすることは困難だが、秀丸エディターのようなマクロを搭載するテキストエディターを使って疑似的にカスタマイズすることは可能だ。

ggのような先頭への移動はカーソル移動系gofiletopを使って先頭に移動できる。

gofiletop;

とだけ記載したマクロファイル(g.mac)を作成し、保存する。これを、[マクロ]メニューの[マクロ]登録から登録しておく。

そして、[その他]メニューの[キー割り当て]をクリックし、[コマンドに対するキー]タブから登録したマクロを探し出し、[キー]にショートカットキーを割り当てる。ここでは、Shift+Ctrl+Gを設定した。

同様に、末尾への移動に

gofileend;

とだけ記したShift+Ctrl+Lを設定する。

実行すると、

のようにほぼ思い通りの動作になる。カーソル移動系には似たような動きを行う命令文がいくつもあるが、golastupdated(最後に編集した所に移動)もこの機会に実装しておこう。

長い文書では、全体を見渡しながら編集や追加をするのでどの部分から再度はじめるのかを探さなければならない。機械的に行えるものは仕組みをそなえておいたほうがミスが少なくなる。Shift+Ctrl+Eを設定する。

Shift+Ctrl+E実行すると、

無事、gg/Gに代わるShift+Ctrl+G(先頭)、L(末尾)、E(編集ポイント)への移動ショートカットが完成した。不思議なもので、こういった小さなカスタマイズでも自分で行うと試しに使いたくなる。このモチベーションがある間にできるだけ、試しておくとショートカットが指にのこるのだ。