ELYZAは12月4日、法人向けに展開する生成AI活用ツール「ELYZA Works」を改良し、AIとの対話や相談を通じて業務AIアプリの作成を実現できる新機能の提供を開始したことを発表した。
ELYZA Worksはアプリ開発(デザイン / エンジニアリング)や生成AIのスキルと専門知識がなくても自社専用の業務AIアプリを作成できるサービス。作成した業務AIアプリはチームで共有して使用できる。
新機能リリースの背景
業務AIアプリ開発においては、要件定義の質がアプリの使い勝手に影響する。しかし業務要求に沿ったアプリ要件を正確に言語化するためには、業務の理解とアプリ開発や生成AI活用の知見が必要であり、現場の担当者には難易度の高い業務となる。
また、要件を言語化しても、実際にAIを活用したアプリを作る段階では、デザイン設計やコーディング、実装、プロンプト設計などの専門性も求められる。そのため、質の高い業務AIアプリの開発は高難易度かつ高負荷の業務となっていた。
従来のELYZA Worksの課題
ELYZAが2025年9月にリリースしたELYZA Worksは、質の高い業務AIアプリの開発に必要な専門性をAIがサポートすることで、デザインやコーディング、プロンプトの知識が不要でありながら、誰でも業務AIアプリを作成できる特長を持つ。
しかしその一方で、業務AIアプリの要件の言語化や精緻化については、AIが再考案を一度提案するのみにとどまっていた。さらに、アプリ作成後の微調整や改善についてはユーザー自身が手動で行う必要があった。
そのため、作成されたアプリが想定と異なる場合には、ユーザー自身の手で要求要件やプロンプトの修正を行う必要があり、生成AIスキルや専門性が一定程度は必要とされていた。
新機能の概要
今回追加した新機能は、業務AIアプリの要件定義と改善を支援するチャット形式のAI対話機能。作りたいアプリの内容をAIに相談すると、アプリ化に必要な要件の言語化を支援する質問と提案が提示される。それらに回答または選択することで、アプリ要件を精緻化できるとのことだ。プロンプトの知識は必要ないという。
また、要件に沿ってELYZA Worksが作成したアプリに対し、新機能を通じて追加の要求や改善点を伝えることで、フォーム項目やプロンプトの修正、微調整もAIが自動で対応する。新機能はELYZA Worksのユーザー全員が利用可能。
今回の機能追加により、要件定義から作成、チームでの共有と利用、さらには改善に至るまで、業務AIアプリ開発の全行程でAIのサポートを受けられるようになった。
