ブロードバンドタワーとNTT東日本はこのほど、共同実験協定を締結し、長距離(東京~北海道)のデータセンター拠点間で、次世代通信基盤「IOWN」におけるオールフォトニクス・ネットワーク(APN)を活用したストレージシステムの共同実証を開始した。

これは、ブロードバンドタワーのストレージサービス内通信にAPNを活用し、1,000kmを超える長距離データセンター間で同一ファイルシステムを構成する初めての取り組みとなる。

共同実証の概要

共同実証では、東京拠点「ブロードバンドタワー 新大手町サイト」と、北海道拠点「NTT東日本 札幌市内データセンター」(2026年開設予定の「石狩再エネデータセンター」を想定し、NTT東日本札幌市内データセンターを利用。距離は約1,000km超)にまたがる、一貫したストレージシステム(ワンボリューム)を構築する。

従来は遅延の観点から、同一拠点内に限定されていたストレージ間通信に対して、IOWN APN(NTT東日本の「All-Photonics Connect powered by IOWN」)を活用することで、東京~北海道間にわたるストレージ空間へ統合する。

この仕組みにより、データの配置場所や距離を意識することなく、最寄りの拠点からストレージへアクセスし、遠隔地拠点とデータをリアルタイムに共有することが可能となる。

  • 共同実証のイメージ

    共同実証のイメージ

こうした環境の下、「長距離拠点間で構成されたストレージシステムの正常性確認」「映像制作やAIのワークロードを想定したストレージ性能検証」「セキュリティやデータ保護に関するストレージ機能検証」を行う。