KDDIとNECは、サイバーセキュリティ分野のさらなる強化を目的に、両社のシナジーを活用した事業展開を検討する合弁会社としてUnited Cyber Force(UCF)を設立し、11月28日より活動を開始することを発表した。
両社の強みを活かし日本のセキュリティリスク低減へ
近年では国内外でサイバー攻撃による被害が拡大しており、日本企業もグローバルサプライチェーンを含めたリスクに直面している。こうした状況を受け、安全保障への関心や対策の重要性が高まっており、特にサイバーセキュリティについては、政府・企業・個人を問わず社会全体で連携して取り組むべき、重要かつ喫緊の課題となっている。
KDDIとNECはこのような背景を受け、より強固な防御力を提供できる純国産のセキュリティ基盤を共同で構築し、国内最大規模のサイバーセキュリティ事業を展開することを目指して、5月8日に協業の検討を開始する基本合意書を締結。前者はビジネスプラットフォーム「WAKONX」を、後者は価値創造モデル「BluStellar」を展開しており、それらを通じたセキュリティ基盤の提供や両社の強みを活かした連携により、国内外のサイバー脅威に対応する事業展開を検討してきたとする。
そして両社は今般、これらの協業の一環としてUCFの設立を決定。50%ずつの出資により立ち上がる合弁会社では、日本政府が推進する安全保障関連政策、特に能動的サイバー防御(ACD)領域において、政府機関や法人企業向けにグローバルなサイバーセキュリティソリューションの企画・提案を行い、国内外のサイバーセキュリティ市場において最先端の防衛力とサービス提供を目指すという。
なお両社は今後、UCFやそれぞれのグループ会社であるラックおよびNECセキュリティと共に、ACD対応の体制構築を進め、協働して国内外のセキュリティ強化に貢献していくとしている。

