NECは11月14日、オープンサイエンスの推進に向け、大学などの研究機関向けにソリューション群の提供を開始することを発表した。研究開発の競争力強化や研究成果の透明性確保に貢献するソリューションをトータルに提供することで、研究情報基盤の効率的、効果的な構築に貢献するという。

背景

近年、研究データを社会全体で共有するオープンサイエンスの潮流が加速し、国内外の研究機関では研究データの管理や保管、利活用についてのニーズが非常に高まっている。

また、国際的な研究競争力のさらなる向上や研究成果の透明性確保という観点から、研究データの適切な管理や保管義務が課されるなど、ガバナンス強化も求められるようになっているという。

しかし、多くの研究機関では、こうした課題への取り組みがまだ途上であり、効率的かつ確実な運用を可能にする仕組みの構築が急務となっている。

国内では国立情報学研究所(NII)がオープンサイエンスに向けた情報基盤構築に係る先進的な取り組みを進めており、NII研究データ基盤(NII Research Data Cloud、以下NII RDC)の構築やNII RDCによる各種サービスの提供が進められている。

また、その他の研究機関でも独自にシステム化が進められているものの、部門ごとのシステム最適化、多様なデータ形式の混在、セキュリティ対応、各種研究プロセスとの連携など、さまざまな課題に直面している。

そこでNECは、導入から運用まで、効率的かつ効果的な研究情報基盤の実現を可能にするソリューション群の提供を開始した。

  • 研究情報基盤の高度化を通じて顧客へ提供する価値

    研究情報基盤の高度化を通じて顧客へ提供する価値

研究情報基盤の高度化により研究機関との連携や社会実装の促進に貢献

同社は、研究データの生成、解析、集約、管理、公開、活用という一連の工程において、研究データを適切かつ効率的に利活用するためのソリューション群を提供する。これらにより、大学や研究機関との連携および社会実装の促進に貢献していくという。

  • 研究情報基盤(RII: Research Information Infrastructure)の全体像

    研究情報基盤(RII: Research Information Infrastructure)の全体像

NECは、価値創造モデル「BluStellar」のもと、オープンサイエンスの実現に向けて研究情報基盤を中核に据えたBluStellar Scenarioである「研究情報基盤の高度化による研究力向上」に取り組み、アカデミック領域での研究活動を支援していく。