体操競技や新体操などの競技を統括する国際団体である国際体操連盟(以下、FIG)、富士通、AIを活用した医療画像処理および予防医学を提供する台湾のAcer Medicalは10月24日、Acer Medicalが開発するFIGの高齢者向け体操プログラムをAIでデジタル化するアプリケーションを活用し、FIGが推進する健康増進型保険サービスの企画において連携したことを発表した。

取り組みの背景

FIGはASWG(Measures for Aging Society Working Group:高齢化社会対策ワーキンググループ)において、高齢者の心身機能が衰弱するフレイル(虚弱)の予防を目的とする体操プログラムを通じ、高齢化社会における健康促進の取り組みを推進している。

将来的にはASWGの取り組みを通じて、WHO(世界保健機関)の認知症対策に向けたアクションプランへの貢献を目指す。FIGはAcer Medicalおよび富士通と連携して高齢者向け体操プログラムを強化し、健康増進型保険サービスの企画推進を通じて、高齢者の生活の質向上および健康寿命延伸による各国の医療費と社会保障費削減の支援を目指すという。

取り組みの概要

今回の連携においては、富士通の「AI Technologies and Solutions」から提供する骨格認識AIを組み込んでAcer Medicalが開発している、高齢者の歩行パターンをデジタル化するソリューション「aiGait(エーアイゲイト)」powered by Uvanceを活用した、FIGの体操プログラムをデジタル化するスマートフォン向けのアプリケーションの開発をAcer Medicalが進める。

このアプリケーションは、FIGのASWGにおいて推奨されているエクササイズを行う利用者の動きをカメラで撮影することで、利用者のフォームを分析して筋力や可動域といった体の状態を測定し、エクササイズが正しく行われているかを評価できる。さらには、その評価結果に基づいて各利用者に適した運動種目を提案する。

  • ハムストリングス(太ももの裏側)の筋力状況を分析するアプリケーション画面のイメージ

    ハムストリングス(太ももの裏側)の筋力状況を分析するアプリケーション画面のイメージ