アスクルは10月22日、「(PDF) ランサムウェア感染によるシステム障害について(第2報)」を公開した。ランサムウェア被害を受け受注・出荷業務を停止している問題について、新たに被害状況や対策の進捗状況などを報告している。
被害検出後の経緯と被害状況
アスクルによると、攻撃を検出したのは2025年10月19日午前とされる。異常を検出後、ランサムウェア感染の疑いのあるシステムおよびネットワークを遮断。同日午後4時30分までに「ASKUL」、「ソロエルアリーナ」「LOHACO」の受注を停止したという。
システム障害は物流システム(WMS:Warehouse Management System)を中心に発生。物流センターの入出荷業務の停止により、受注業務も停止した。この影響でグループ企業ASKUL LOGISTが受託している物流業務(サード・パーティー・ロジスティクス)も停止した。
これまでの調査で個人情報および取引先企業などの情報流出は確認されていないが、確認された場合は速やかに報告するとしている。
対策の進捗状況
同社は攻撃を検出した19日の午後2時に対策本部を設置。外部の専門機関と連携して障害範囲の特定、影響の詳細調査を実施中とされる。障害調査の後に復旧計画を策定するとしており、本稿執筆時点において復旧は開始されていないとみられる。
また、同社は10月24日に「【ASKUL】お知らせ詳細 - オフィス用品の通販 アスクル」を更新。電話受付時間を「月曜~土曜日(午前9時~午後6時)※日曜祝日は休業」と発表し、つながりにくいとした以前の注意書きを取り下げている。
ASKUL LOGISTの影響報告
アスクルのグループ企業ASKUL LOGISTは10月23日、「お知らせ | ASKUL LOGIST(アスクル ロジスト)」において、自社への影響を発表した。一部の集配業務を除いて通常通り業務を継続しているが、次の業務に遅延や障害が発生していることを明らかにしている。
- カスタマーセンターの問い合わせに遅延が発生中。10月23日以降はカスタマーセンターの営業終了時間を午後6時に短縮する
- 配送追跡サービスに障害。当該Webページへのアクセスはできない
- 一部の集荷業務を停止
また、ASKUL LOGISTは復旧に向けた対応を開始したことを発表した。影響を受けた顧客に対し、不明点などがある場合は営業担当者に問い合わせるようにアナウンスしている。

