AI検索スタートアップのPerplexityは10月2日、自社ブラウザ「Comet」を全世界のユーザーに無料で提供開始することを発表した。有料サブスクリプション契約者向けには、Comet経由で複数のタスクを処理できる新しい「Background Assistants」機能も導入された。
Cometの概要
CometはPerplexityが7月に発表したAI搭載ブラウザ。それまで月額200ドルのMaxプラン契約者、そしてごく少数の招待ベースのユーザー向けに提供してきた。Perplexityによると、数百万単位のユーザーがウェイティングリストに登録しているという。
Cometの主な機能として、ブラウジング中にユーザーを支援する「Sidecar」がある。閲覧中のウェブページに関して質問したり、コンテンツを要約したり、ユーザーに代わってウェブページをナビゲートする機能などを提供する。
Sidecarのほか、パーソナライズされたニュースやコンテンツを発見できる「Discover」、プロジェクトの管理「Spaces」、ECサイト間の価格比較などオンラインショッピングを支援する「Shopping」、旅行に関する情報を集約できる「Travel」などの機能もある。
Maxユーザーはさらに高性能なAIモデルや、Perplexityのメールアシスタント機能にアクセスできるという。新機能のBackground Assistantsは、非同期/同期でユーザーを支援する機能で、バックグラウンドでユーザー専用のAIアシスタントチームがToDoリストのあらゆるタスクを処理してくれるという。
Perplexityは無料のCometユーザー向けに、月額5ドルの独立したサブスクリプション「Comet Plus」も用意する。
Cometの無料化およびグローバル展開により、PerplexityはWebブラウザでは「Google Chrome」といった既存の大手ブラウザや、The Browser CompanyのAI搭載ブラウザ「Dia」などの新興企業との戦いを挑むことになる。なお、OpenAIもAI搭載ブラウザを発表すると予想されている。