米Microsoftは2025年9月29日(現地時間)、Windows 11向けのプレビュー更新プログラム「KB5065789」をリリースした。このアップデートでは、Click to DoやエクスプローラーのAIアクションに新しいAI機能が追加されたほか、ハードウェア インジケーターの表示位置をカスタマイズできるなど、多くの機能改善と既知の問題の修正が行われている。

「Click to Do」のコンテキストメニューに人気のAI機能を表示

KB5065789では、Copilot+ PCで利用可能な「Click to Do」のコンテキストメニューに、多くのユーザーに利用されている人気のAI機能を表示するようになった。Click to Doは画面上のコンテンツに対して、マウスクリックで画像編集やテキストの要約といったAI支援機能を簡単に呼び出すことができる機能である。

Copilot+ PCを使っている場合、スタートメニューの長押しでClick to Doを起動できる。あとは画面上で認識されたコンテンツに対して、右クリックでAI機能を呼び出せばよい。今回のアップデートは、人気のある新しいAI機能を発見するのに役立つだろう。

エクスプローラーで「AIアクション」が利用可能に

エクスプローラーで「AIアクション」が使えるようになった。AIアクションは、ファイルを右クリックして、コンテキストメニューから画像の編集やドキュメントの要約などのAI支援機能を呼び出すことができる機能。このメニューは実際には対応するアプリのAI支援機能を呼び出すショートカットになっている。たとえば画像ファイルに対して「フォトで背景をぼかす」を実行した場合、「フォト」アプリが起動して背景のぼかしを実施する。

現時点では、.jpg、.jpeg、.pngの各画像ファイルに対して、「Bingで検索」、「フォトで背景をぼかす」、「フォトでオブジェクトを消去」、「ペイントで背景を削除」の4つのアクションが利用可能。また、Microsoft 365とCopilotのサブスクリプションに加入していれば、OneDriveとSharePointに格納しているファイルに対する要約機能が利用できる。今後、より多くのファイル形式に対応する予定となっている。

  • 画像ファイルに対するAIアクション

    画像ファイルに対するAIアクション

ハードウェアインジケーターの位置を変更できる

KB5065789では、設定によって明るさ、ボリューム、機内モード、仮想デスクトップなどのハードウェア インジケーターの表示位置を変更できるようになった。従来、これらを表示する位置はデスクトップの下部に固定されていた。アップデート後は、設定アプリの「システム」→「通知」ページの「画面上のインジケーターの位置」の項目で、表示位置を「下部中央」、「左下」、「上部中央」から選択できるようになる。

  • ハードウェアインジケーターの位置が変更可能に

    ハードウェアインジケーターの位置が変更可能に

その他の新機能と改善

KB5065789のその他の主な新機能や改善点としては、以下がある。

  • Copilot+ PCで、エージェントの検索結果から対応する設定ページへのナビゲーションリンクが使用できるようになった
  • お気に入りのアプリを「Windows 共有ウィンドウ」にピン留めできるようになった
  • ダッシュ (-) またはemダッシュ (—) を入力する新しいキーボードショートカットとして、それぞれ「[Win]+[Shift]+[-]」と「[Win]+[-]」が追加された
  • ナレーターに点字ビューアーが含まれるようになった
  • 時間、言語、キーボードの設定がコントロール パネルから設定アプリに移動した
  • 設定アプリの「開発者向け」ページが新しい「詳細設定」ページに置き換えられ、いくつかの高度な設定オプションが追加された

KB5065789はオプションの更新プログラムなので、適用するにはWindows Updateから手動でインストールする必要がある。または、Windows Updateカタログの次のページからパッチファイルをダウンロードして適用することもできる。

今後、問題が発生しなければ、KB5065789の変更内容は10月14日リリース予定の10月の月例更新プログラムで正式に展開されることになる。