来る10月3日、日本最高峰のバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」に所属するアルバルク東京の新たなホームアリーナとして、江東区青海で「TOYOTA ARENA TOKYO」が開業する。同日にはリーグの2025-26シーズン開幕戦が新アリーナのこけら落としとして行われる予定で、およそ1万人の観客が詰めかける初日に向けた準備が着々と進められている。
そして今回、TOYOTA ARENA TOKYOの運営会社であるトヨタアルバルク東京は、報道陣向けに新アリーナの内覧会を開催し、一足早くアリーナ内部の様子を公開。その中で、同アリーナの照明や音響、映像装置などの演出機器を一括して納入したパナソニック エレクトリックワークス(パナソニックEW)は、アルバルク東京が試合に勝利した際のメインナリーナの勝利演出を実演した。
新アリーナの演出設備はパナソニックEWが一括納入
TOYOTA ARENA TOKYOは、B.LEAGUE 1部に所属するアルバルク東京のホームアリーナとして新設された多目的施設。敷地面積は約2万7000m2に上るといい、10月3日のリーグ開幕戦を皮切りに、さまざまなアリーナスポーツや音楽興行などでの活用が見込まれている。
そして今回の新アリーナ開設にあたり、アルバルク東京のプラチナパートナーであるパナソニックEWは、照明設備や映像演出設備などの面で貢献する形で構想に参画。アルバルク東京が標榜する“究極のエンターテインメント体験”の実現に向け、照明・映像・音響設備や、それらを一括制御する総合演出システムなど、観戦体験を左右する設備群を一括して納入したという。
具体的には、照明としては国際バスケットボール連盟(FIBA)が定める最新の基準に準拠した競技用照明「グラウンドビームER」を112台設置。客席を照らす照明32台も併せて設置し、選手と観客のどちらにとっても快適な光環境を実現したとする。また音響面では、独・d&b audiotechnikのラインアレイスピーカーを導入し、アリーナ全体の音圧分布を検証しながら、高い臨場感を提供する空間が構築されている。
そして映像装置としては、アリーナ中央の頭上に設置されたセンターハングビジョンや、アリーナ全体を囲むような形で彩るリボンビジョンを納入。両ビジョン合わせた総面積は1000m2超だといい、これは国内アリーナにおいて最大級だという。
さらにパナソニックEWは、これらの設備を一括制御できる総合演出システム「KAIROS」も納入している。同システムの実装により、照明や音声機器、サイネージも含む映像設備を統合して管理可能なため、試合の進行やイベント内容などに合わせた演出をリアルタイムで変化させることが可能に。また施設管理者にとっても、設備の維持管理や運営の負担が軽減されるというメリットが期待できるとしている。
会場を赤に染める“アルバルク勝利演出”を公開
8月28日に行われたTOYOTA ARENA TOKYOの内覧会では、パナソニックEWの機器をフル活用したデモンストレーションも実施された。今回公開されたのは、ホームチームであるアルバルク東京が試合に勝利した際の特別演出。センターハングビジョンを筆頭に、リボンビジョンや各種照明などを総合演出システムで制御することで、滑らかなライトアップや臨場感のある演出が実現されている。
アルバルク東京勝利時に実施される勝利演出のデモンストレーション
なおパナソニックEWの担当者によると、同社グループは「Panasonicブルー」をコーポレートカラーとしていることもあり、演出中のセンターハングビジョン上部に表示された“赤い背景に白地のPanasonic”というデザインは、実は貴重なのだとか。
また今回は披露されなかったが、実際の試合開催時にはコートおよび観客席だけでなく、メインアリーナ外のエントランスやコンコースに設置された約130台ものサイネージも、センターハングビジョンやリボンビジョンと同様に総合演出システムのKAIROSを介した制御によるコンテンツ切り替えが可能とのこと。試合進行に合わせた演出を可能にすることで、アリーナ全体が一体となった観戦体験を実現するという。
さまざまな最新機器を駆使した最先端のアリーナで初めて行われる試合は、ホームチームのアルバルク東京が、昨シーズンの優勝チームである宇都宮ブレックスを迎え撃つ一戦。10周年の節目を迎えるB.LEAGUEの幕開けを告げる試合で、アリーナを赤一色に染める勝利演出を見ることはできるのか、注目だ。







