防災テックを手掛けるSpecteeは8月26、製造業のサプライチェーン・リスクをリアルタイムに可視化する新ソリューション「スマートリスク管理」を提供開始することを発表した。

  • スマートリスク管理を提供開始する

    スマートリスク管理を提供開始する

サービス提供開始の背景

近年は自然災害の激甚化や地政学的リスクの増大、グローバルサプライチェーンの複雑化により、サプライチェーンの強靭化が課題となっている。

製造業を対象にSpecteeが実施した調査によると、4割以上の企業が「(有事の際に)リスク事象を把握するのに時間がかかった」や、「情報がタイムリーに取得できない」ことなどを課題として挙げたという。

さらに、今後のリスク対応のために必要不可欠なこととして、「サプライヤーの全体像の把握や取引先との連絡体制の整備」が挙げられた。

同社は2023年11月より、納期への影響やサプライチェーン全体へのリスクに対する統合的な管理を行う「Spectee SCR」を提供しているが、既存の運用体制の見直しや旧来型の基幹システムで管理されているサプライヤー・データの整備に時間がかかるため、より手軽に始めたいという要望が寄せられていたという。

そこで同社は、サプライチェーン強靭化を支援するため、「リスク情報の収集」と「サプライチェーンの可視化・管理」の機能に特化し、「Spectee SCR」よりも安価で大企業から中小企業が始めやすい「スマートリスク管理」の提供を開始する。

サービス概要

「スマートリスク管理」はクラウド型で提供し、有事の際に「迅速なリスク情報の収集」「サプライヤーのつながり可視化」「自社製品への影響の即時把握」の3つを支援する。導入時の設定や画面操作をシンプルにし、大企業から中小企業まで製造業に展開するという。

同サービスはSNS、気象データ、世界のニュース、地政学リスクなどの情報源をもとに、有事の際のリスク情報を迅速に収集する。また、サプライヤーを登録しておくことで、サプライチェーン全体の可視化をサポート。複数のリスク情報とサプライヤー情報に基づき、自社製品への影響を可視化する。