Microsoftは8月21日(米国時間)、「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、Windows 11バージョン24H2およびWindows 10の8月のセキュリティ更新プログラム(「KB5063878」または「KB5063709」)に不具合が存在すると発表した。

ストリーミングまたはPC間のオーディオ/ビデオフィードの転送に深刻な障害が発生する可能性があるという。

  • Windows 11、version 24H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

    Windows 11, version 24H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

不具合の概要

Microsoftの発表によると、不具合の影響を受けた環境ではオーディオ/ビデオの再生時に深刻なカクツキ、遅延、途切れなどが発生する可能性があるという。ネットワークデバイスインターフェイス(NDI: Network Device Interface)を使用するOpen Broadcast Software(OBS)やNDI Toolsなどのストリーミングアプリに影響し、とくに「ディスプレーキャプチャー」を有効にしている場合に顕著な影響があるとされる。

影響を受けるプラットフォームは次のとおり。

  • Windows 11バージョン24H2
  • Windows 10バージョン22H2
  • Windows 10バージョン21H2

回避策

NDI Toolsを提供する「Vizrt NDI AB」は8月21日(現地時間)、「Traffic Drops After Windows Update | Docs and Guides」において、不具合の追加情報と回避策を公開した。同社によると、Windowsに当該更新プログラムをインストールした場合、RUDP(Reliable User Datagram Protocol)を使用するNDI接続が使用中に切断される可能性があるという。

不具合はRUDPを使用するNDI接続に限られることから、UDPまたはTCPを使用することで回避可能とされる。同社は具体的な回避策として、NDI受信モードの変更または更新プログラムのアンインストールを提案している(参考:「Traffic Drops After Windows Update | Docs and Guides」)。

ただし、更新プログラムのアンインストールはセキュリティ上のリスクがあることから推奨されていない。特別な事情がない限り、NDI受信モードを変更してUDPまたはTCPを使用することが推奨されている。

Microsoftはこの不具合について調査中であることを明かしており、詳細が分かり次第追加情報を公開する予定としている。それまでの間、影響を受けたユーザーにはVizrt NDI ABが公開した回避策を実施するように推奨している。