米Googleは8月6日(現地時間)、検索サービスにおけるAI技術の導入がユーザーの検索行動に変化をもたらしていると明らかにした。
公式ブログによると、AIオーバービューや新たに導入されたAIモードにより、ユーザーは従来よりも複雑かつ多様な検索を行うようになっており、検索回数の増加とクリックの質の向上が確認されているという。
オーガニック検索からのクリック数は安定?
同社はAIの導入により、Webサイトへのトラフィックが減少するのではないかという懸念に対して「オーガニック検索からのクリック数は前年比で安定しており、高品質なクリックはむしろ増加している」と説明。第三者による一部のレポートについては「誤った手法や限定的な事例にもとづくものであり、正確性に欠ける」と反論している。
AIオーバービューでは、検索結果ページに表示されるリンク数が増加しており、Qwbサイトが表示される機会も拡大。ユーザーは、より深い情報を求めてリンクをクリックする傾向が強まっているとのことだ。
また、ユーザーの関心の変化により、フォーラムや動画、ポッドキャストなど、一次情報やリアルな視点を持つコンテンツへの需要が高まっている。Googleは、こうした傾向に対応するため、AIによる検索体験の設計においてもWebとの共存を重視しているようだ。
AIによる回答には、出典の明示やインラインでの引用が含まれており、Webサイト側もメタタグやインデックス制御を通じて情報の扱いを管理できる仕組みが整備されている。同社は「AIはWebと対立するものではなく、ともに進化する存在」と強調。今後も企業やクリエイター、Webサイト運営者と協力しながら、検索体験の向上とウェブの健全な発展を目指すとしている。