Windows Centralは7月31日(現地時間)、「ChatGPT chat sessions will show up now in Google search|Windows Central」において、他人のChatGPTの会話をGoogle検索から閲覧できる可能性があると報じた。

具体的には、友人とチャットの会話を共有するとGoogleにクロールされる可能性があるという。

  • ChatGPT chat sessions will show up now in Google search|Windows Central

    ChatGPT chat sessions will show up now in Google search|Windows Central

公開リンクは共有ではなく「公開」することを意味する

ChatGPTはサービス開始当初から、会話の内容が流出する可能性があると指摘されてきた。これは会話の内容が学習データとして利用され、第三者の応答に利用される可能性があるためだ。現在OpenAIはこの懸念を解消するため、設定に「すべての人のためにモデルを改善する」という項目を設け、これをオフにすることで学習利用を拒否できるようにしている。

ところが今回、この問題とは別に会話を流出する可能性があることがわかった。Windows Centralによると、友人とチャットの内容を共有するために「公開リンク」を作成すると、なぜかGoogle検索を介して誰でも閲覧できるようになるという。

公開リンクには予測困難(ランダム)な文字列が使用されていることから、これまではURLを知らなければ閲覧することはできないと考えられていた。しかしながら、この公開リンクを作成すると、その時点でGoogleにクロールされるという。

OpenAIが故意にURLを開示しなければ起こり得ない現象だと考えられるが、現時点でクロールできる理由は明らかになっていない。ただ、ChatGPTからは「ユーザーが公開することを選択している」との回答を得たという。

指摘を受け閉鎖した可能性

Google検索から会話を閲覧するには、「site:chatgpt.com/share」に続けて探しているトピックを入力するだけとされる。しかしながら、現在この方法で検索を行っても、何も表示されないことを確認した。

Windows Centralは証拠画像を公開しており、少なくともある時点では閲覧できたことがわかる。これは推測となるが、OpenAIおよびGoogleは指摘を受けて検索できないように対策を実施した可能性がある。

この現象が不具合や事故によるものなのか、OpenAIとGoogleとの取り引きの結果なのかはわからないが、詳細が明らかになるまでの間、「公開リンク」の作成には注意することが望まれる。