Windows Latestは7月31日(現地時間)、「Windows 11's Copilot app confirms GPT-5, Microsoft 365 Copilot, Azure prepares for GPT-5」において、MicrosoftがWindows 11のCopilotアプリでOpenAIのGPT‑5モデルを利用可能にする準備を進めていると伝えた。
企業向けのMicrosoft 365 Copilotや、AzureのAPIサービスでもGPT‑5を展開する準備を始めている複数の証拠が見つかったという。
テスト中の「スマート」モードがGPT-5を参照すると判明
Windows 11の現在のCopilotアプリには、「クイック応答」、「Think Deeper」、そして「Deep Research」の3つのモードが用意されている。クイック応答は速度優先で即座に返答を返すモードで、Think Deeperはもう少し時間をかけて高度な推論を行う。Deep Researchは、場合によっては10分程度の時間をかけて、より高度で複雑な調査タスクを実行できる。
Windows Latestによれば、一部のユーザーが、Android版とiOS版のCopilotアプリに「Smart」という新しいモードが追加されたことに気づいたという。このモードでは、Copilotはユーザーのタスク内容に応じて応答を「速く」あるいは「深く」するように自動で調整できるようだ。つまり、利用者が自らモードを選ばなくても、AIが判断して最適な出力を行う仕組みを提供する。
Windows LatestはWindows 11に組み込まれているCopilotアプリ内のコードを調査し、「SmartChatModeProvider」や「SendMessageMode.Smart」といった新しい設定項目や記述が複数追加されていることを確認した。これらの項目は、現行ではGPT‑4oへルーティングするようになっているものの、時折GPT‑5に切り替わる記録もあり、GPT-5と連携する準備が進んでいることを示しているという。
EdgeのCopilotモードでも「スマート」モードが有効を確認
さらに、Copilotアプリだけでなく、Webブラウザ「Edge」のCopilotモードでも「スマート」モードが有効になっているケースを発見したとのこと。
Microsoftは最近、Edgeの新規タブページにCopilotを統合したモードの展開をはじめており、AIを統合した高度な検索の利用をユーザーに推奨している(参考記事:Microsoft EdgeがデフォルトでCopilotモードを展開、AIブラウザの進化 | TECH+(テックプラス))。
GPT‑5の設計は「スマート」モードの一致
OpenAIのGPT‑5は、oシリーズとGPTシリーズの能力を統合する設計になっている。これは、「スマート」モードの「速さと深さを自動で切り替える」という仕組みと一致している。ChatGPTの場合、無料プランでは標準レベルのGPT-5モデルが利用でき、PlusプランやProプランではより高度な知能レベルでGPT-5を利用できるようになる見込みだ。
Microsoftはまだ「スマート」モードやGPT-5に関する公式アナウンスを出していないので、これらの機能がいつ正式に利用できるようになるかは不明である。Windows Latestでは、最終的にGPT-5がCopilotのデフォルトモードとなり、Copilot Proに加入することでより高度な機能を利用できるようになると伝えている。

