セールスフォース・ジャパンは7月29日、AIエージェントプラットフォームの最新版「Agentforce 3」の国内提供開始を発表した。

同製品には、新機能として、AIエージェントのライフサイクル全体を可視化する「Agentforce Command Center」が追加されている。顧客とAIエージェントの会話内容を掘り下げた詳細な分析、問い合わせの自己解決率、商談成約日数など様々なKPIをダッシュボードで追跡可能。

Agentforce Command Centerの主要機能

Agentforce Studioでは、AIエージェントを本番環境へ展開する前に、一括でテストケースを自動生成・実行・評価するためのテストセンターを提供している。

また、Agentforceのログデータを蓄積しているData Cloudではログデータを管理するためのオープン規格であるOpenTelemetryのデータモデルに対応予定。これにより、OpenTelemetryをサポートするSplunkなどの統合ログ管理プラットフォームでAIエージェントも含めた監視がより容易に実行可能になる。

さらに、Command Centerは、あらゆるAIエージェントとのやりとりを分析し、特定の会話を掘り下げ、使用傾向を理解することで、タグ付けされた会話タイプに対してAIによるAgentforceの改善提案を提供する。同機能は今年10月に提供開始予定。

MCPで、相互運用性を実現

AIエージェントの活用にあたっては、サードパーティのデータソースとの連携が求められることから、Model Context Protocol(MCP)という共通のオープンプロトコルの開発が進められている。

AgentforceにMCPクライアントがネイティブに組み込まれ、カスタムコードなしでMCP準拠のサーバにAgentforceのAIエージェントが接続できるようになる。現在、パイロットとして提供されている。

今後、30社以上のパートナーが提供するMCPサーバを利用できるようになり、新たなサードパーティ製ツールやリソースへの信頼性の高いアクセスが実現されるという。今年10月にパイロットが提供される予定。