Windows Centralは7月24日(米国時間)、「Top 6 new features and changes coming to Windows 11 in August|Windows Central」において、Windows 11に新たに導入された機能は8月ごろに利用可能になると伝えた。
これは7月のプレビュー更新プログラム「KB5062660」にて正式リリースしたCopilot+ PC向けの新機能について明らかにしたもので、段階的なリリースにより一般公開は8月末ごろまでかかるとしている(参考:「Copilot+ PCに最新のAI機能登場、7月のプレビュー更新プログラム「KB5062660」 | TECH+(テックプラス)」)。
早く試したいユーザーはオプションの変更を
KB5062660ではCopilot+ PC向けに、注目の新機能を複数導入している。その概要は次のとおり。
アプリ操作支援機能「Copilot Vision」
CopilotのAIアシスタントがデスクトップ上の視界をユーザーと共有し、操作を支援する(参考:「Windows版Copilotにアプリの画面を見ながら操作を支援してくれる新機能 | TECH+(テックプラス)」)
設定アプリにAIエージェント登場
AIエージェントが設定の検索や変更を代行する
リーディングコーチで練習
Click to Doに追加された新アクション。ユーザーがテキストを読み上げると、Reading Coachが改善点を指摘する
イマーシブリーダーで読み上げる
Click to Doに追加された新アクション。デスクトップ上のテキストに対してイマーシブルリーダー(失読症や書字障害者向け支援機能)を呼び出す
WordでCopilotを使って下書きを作成
Click to Doに追加された新アクション。Microsoft 365 Copilotの機能を活用し、Wordでコンテンツの下書きを作成する
リライト(relight)
フォトアプリに追加された編集機能。撮影済みの写真に対して最大3つの仮想光源を追加し、プロに迫る美しい写真を生成する
ステッカージェネレーター(Sticker generator)
ペイントアプリに追加された画像生成機能。簡単なプロンプト入力からユニークなステッカー画像を生成する
パーフェクトスクリーンショット
Snipping Toolでスクリーンショットを取得する際、ユーザーの選択範囲に基づいて最適な領域選択を行う
ブルースクリーン(BSoD: Blue Screen of Death)のデザインも変更
また、Copilot+ PC向けの機能ではないが、ブルースクリーン(BSoD: Blue Screen of Death)のデザインも変更される。背景色は黒に、表示時間は40秒から2秒程度に短縮する(参考:「Windows 11のブルースクリーン、今夏からシンプルな黒い画面に | TECH+(テックプラス)」)。
これら変更はすでにリリースされているが段階的な展開となっており、徐々に配布対象を拡大していく予定だ。Windows Centralは根拠を明らかにしていないが、8月末までに公開されるとしている。
すぐに更新プログラムを受け取り機能を試したいユーザーは、設定アプリの「Windows Update」→「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしておく必要がある。