Microsoftは7月23日(米国時間)、「Resilience in action for Windows devices - Windows IT Pro Blog」において、Windows 11 バージョン24H2(KB5062660)を通じて導入したシステムの回復力を高める2つの主要な機能を紹介した。
「予期しない再起動に対する新たなユーザー体験」と「Quick Machine Recovery(迅速なマシン回復)」の一般提供だ。これらの改善は、Windows Resiliency Initiativeの一環としてユーザーとIT管理者が中断から迅速に回復できるよう支援する取り組みの中核をなしている。
「ブルースクリーン」を刷新
Microsoftは予期しない再起動時に表示される従来の「ブルースクリーン」を刷新した。新しい画面は、Windows 11のデザイン言語に沿ったシンプルな構成に変更され、不要な絵文字やQRコードを排除し、ユーザーにとって理解しやすい停止コードとドライバー情報を表示する。
また、停止コードの16進形式も追加され、エラー検索の利便性が向上した。これにより、視覚的な不快感を減らし、ユーザーの不安を軽減することを狙っている。
Microsoftはクラッシュダンプ収集機構も改善した。従来、システムはユーザーを最大40秒間ブルースクリーンに留め置いた。現在は多くの一般消費者向けデバイスで2秒程度に短縮されている。企業向けには、カーネルダンプの標準収集を維持しつつ、小容量ダンプへの切り替えも可能となり、柔軟性と診断性の両立を実現した。
Quick Machine Recovery
Quick Machine Recoveryは、システムの重大な起動障害に対して自動的に対応するための新機能だ。この機能は、常時利用可能なWindows回復環境を活用し、Windows Update経由で修復パッチを即座に検出・適用する仕組みを持つ。
Microsoftが提供する軽量なリメディエーション(修復処理)は、信頼性の高いアップデートチャネルを通じて配信され、IT部門の負担を軽減すると同時に、迅速な業務再開を支援する。
この機能は、Windows 11 Homeでは標準で有効となっており、Pro、Education、Enterpriseエディションでは管理者によって有効化できる構成となっている。ネットワークはEthernetおよびWPA/WPA2 Wi-Fiに対応しており、将来的にはWindows Serverやその他の接続方式にも拡張される予定だ。Microsoftは今後も回復力強化に向けた開発を継続し、より堅牢なエンタープライズ環境の実現を目指す。
