Windows Latestは7月20日(現地時間)、「Windows 11 tests "shared audio" to play music via multiple devices, new taskbar animations」において、Windows 11のタスクバーとオーディオデバイスに新たな変更が加えられたと伝えた。
タスクバーについてはささやかな改善だが、オーディオデバイスは新たに複数デバイスの再生をサポートするという。
タスクバーのサムネイル表示がスムーズになる
Windows 10やWindows 11でタスクバー上の起動中アプリをマウスホバーすると、下からせり上がるようにアプリのサムネイル画像がアニメーション表示される仕組みがある。ユーザーがこの状態からマウスを移動すると非表示になるわけだが、Windows 10では素早くタスクバー方向に隠れるのに対し、Windows 11では瞬時に消える違いがあった。
Xユーザーの@phantomofearth氏が7月11日(米国時間)に投稿したメッセージによると、新しいWindows 11では非表示になる動作がWindows 10に近いアニメーションに変更されたとのこと。また、複数の起動中アプリをマウスホバーしながら横方向に移動した場合についても、瞬間切り替えからアニメーションに変更されたことを伝えている。
オーディオデバイスの同時出力が可能に
@phantomofearth氏が発見したもう一つの改善点が、オーディオデバイスの同時出力を可能にする「共有オーディオ」機能だ。これまでWindowsでは、複数のオーディオデバイスを接続しても、出力に使用できるデバイスは1つに限られていた。
同氏が新たに発見した「共有オーディオ」機能を使用すると、複数のデバイスから出力が可能とのこと。Windows Latestによると、この機能は2台に限定されないという。
これら機能については公式発表がなく、機能の詳細や今後の予定は定かでない。Windows Latestはユーザーエクスペリエンスを向上させる改善だと指摘し、今後数週間以内に発表があるのではないかとの予想を伝えている。