The Restart Projectはこのほど、「Let’s stop Microsoft creating millions of tonnes of e-waste this October - The Restart Project」において、「Windows 10終了ツールキット」の提供開始を発表した。

これはWindows 10を終わらせるツールではなく、Windows 10のサポート終了で発生する大量の電子廃棄物を減らす慈善活動のガイダンス。使用可能なコンピュータに無料のオペレーティングシステムをインストールし、廃棄物を減らす国際的なキャンペーンの総称となる。

  • Let’s stop Microsoft creating millions of tonnes of e-waste this October - The Restart Project

    Let’s stop Microsoft creating millions of tonnes of e-waste this October - The Restart Project

Windows 10のEOSに伴い、大量のPCが電子廃棄物になる恐れ

2025年6月時点の統計で、Windowsユーザーの約半数がWindows 10を使用している。先日訂正されたWindowsの月間アクティブデバイス数から計算すると、7億台近いコンピュータがWindows 10で動作していることになる(参考記事:Microsoft、Windowsの月間アクティブデバイス数を10億台から14億台に訂正 | TECH+(テックプラス))。

これらデバイスのうち相当数がWindows 11の最小システム要件を満たさないものと推測され、10月14日のサポート終了にあわせ大量の電子廃棄物になると予想されている。

The Restart Projectは、Microsoftの決定が時期尚早な廃棄を加速し、製品寿命を延ばす取り組みを損ない、廃棄物管理に圧力をかけるとして非難の声を上げている。しかしながらこの流れを止めることはできそうにない。

「Windows 10終了ツールキット」の概要

そこで同団体はコミュニティーの取り組みを支援し、廃棄される予定のコンピュータに再利用の道を開くことにした。キャンペーンでは、Windows 11にアップグレードできないコンピュータが主な対象となることから、Windows以外のオペレーティングシステムのインストールが基本的な支援内容となる。

移行先のオペレーティングシステムとしては、Linux(LinuxMintやZorinOSなど)やChromeOSなどが提案されている。ただし、Windowsに慣れ親しんだユーザーが他のオペレーティングシステムをすぐに習得できるとは限らないとし、支援イベント開催時には何度もユーザーが訪れることを前提に運営することを推奨している。

またイベントで実施した個々の解決策について情報共有を求めている。Restarters.netやRepairMonitorに活動を記録している場合は、「#EndOf10」をタグ付けしてほしいと呼びかけている。