北海道電力は7月14日、泊発電所構外に新設を検討している荷揚場および輸送経路に関し、地質調査を実施すると発表した。調査は7月15日から11月30日まで、泊村渋井地区の近傍で行われる。

  • 北海道電力 ロゴ

    北海道電力 ロゴ

この計画は、安全性の確保を目的に、泊発電所の専用港湾に停泊する燃料等輸送船が津波によって漂流し、防潮堤など津波防護施設を損傷させることを防ぐための対策として進められるもの。燃料等輸送船を泊発電所専用港湾に入港させず、燃料等の搬入出を行う荷揚場を発電所構外に設置することを検討しているという。

燃料等を安全で円滑に輸送することを考慮して、新設荷揚場および輸送経路は発電所敷地外の周辺(泊村渋井地区)に設置し、輸送経路はトンネルや橋梁などを用いた同社の専用道路として構築。また、周辺の交通網や地域住民に影響を与えないよう、周辺地形に配慮した設計とする方針を示している。

同社は、調査に際して地域住民および関係機関の理解と協力を得ながら、安全に配慮して進めるとしている。