MicrosoftのCopilotチームは7月15日付けの「Windows Insider」ブログ記事において、同社のAIアシスタント「Copilot」アプリにおいて、AIアシスタントにデスクトップやアプリ画面を共有できる「Desktop Share」機能を含むアップデートの先行リリースを開始することをアナウンスした。

  • 「Desktop Share」機能の利用イメージ

    「Desktop Share」機能の利用イメージ(出典:Windows Insider Blog)

デスクトップを共有する「Desktop Share」機能

この「Desktop Share」は、4月から提供されている「Copilot Vision」の機能の一つとして提供されるもの。Copilotに対してデスクトップ全体(または特定のアプリのウィンドウなど)を共有することを可能にし、ユーザーが画面を見るのと同様に、表示されている内容をCopilotが認識できるようになる。Copilotはその内容に基づき、コンテンツの分析、インサイトの抽出、質問への回答、コーチングなどが行える。

「Copilot」アプリのComposerでメガネのアイコンをクリックして共有したいデスクトップを選択すると、共有が開始される。共有を停止するには、同じくComposerで「Stop」または「×」ボタンをクリックすればよい。音声会話中にも、同様にメガネアイコンをクリックすることで画面共有を開始できるという。

この新機能を含むアップデート(バージョン1.25071.125以降)は、「Windows Insider Program」の登録者に対し、同プログラムのすべてのWindows Insiderチャンネルから配信する。ただし、アップデート配信は「Copilot Vision」がすでに利用可能となっている国・地域から開始となる。また、すべての「Windows Insider Program」参加者がすぐに新機能を利用できるわけではなく、段階的に新機能の提供を行う予定としている。