Googleは7月8日(現地時間)、「Google Workspace Updates: Manage email subscriptions from a single location in Gmail」において、Gmailで購読メールを一括管理できる新機能「Manage subscriptions」を発表した。
この機能によって、購読中のメールマガジンなど整理し、簡単に購読の解除などを行えるようになる。
個別の配信登録解除には対応していた
メールボックスがメールマガジンやメーリングリストなどの定期的に配信されるメールであふれ、毎日大量の未読メールがたまっていってしまう人は少なくないだろう。Gmailの「Manage subscriptions」はそんな悩みを解消する新機能である。
Gmailにはもともと、個別のメールの配信登録を簡単に解除できる機能が備わっていた。この機能では、受信メールリストのホバーアクションから登録解除ボタンを押すだけで、そのメールの配信元に対して配信解除のリクエストを自動で送ってくれるというものだ。「Manage subscriptions」はこの機能の強化版で、購読しているメールを一覧にして一元管理することができる。
Web版は7月8日から展開開始
Manage subscriptionsが有効になると、Gmailの受信箱のナビゲーションバーに「Manage subscriptions」のメニューが追加される。これをクリックすると、現在購読中のメールが一覧で表示される。ここで送信者を選択すれば、その送信者から配信されたメールを確認し、不要であればワンクリックで配信解除のリクエストを送ることができる。
Googleでは2024年より、1日5000通以上のメールをGmailアカウントに送信する場合のガイドラインを厳格化し、ワンクリックで配信解除できる仕様にするよう求めている。このガイドラインに従わない送信者のメールは、ブロックや送信レートの制限などの成約を受ける可能性がある。ワンクリックでの配信解除は、このガイドライン厳格化の延長線上で実現した。
Manage subscriptionsは、Web版のGmailでは7月8日、Android版では7月14日、iOS版では7月21日より、段階的に展開が行われる。全ユーザーが利用できるようになるまでに、それぞれ最大で15日かかる。対象は個人Googleアカウントを持つユーザーのほか、Google WorkspaceのユーザーおよびWorkspace Individualの登録者となっている。ただし、第1弾の展開で利用可能になるのは一部の国と地域のユーザーに限られており。残念ながら日本は含まれていないようだ