LegalOn Technologiesは7月9日、AIカウンセル「CorporateOn」について、Slackアプリでの提供を開始したことを発表した。Slackワークスペース上で確認したい事項を入力すると、弁護士や公認会計士などの専門家の知見や、社内規程や社内ルール、マニュアルなどの自社固有の知識に基づいた回答が生成される。これにより、「CorporateOn」にログインせずとも知りたい情報へアクセスできるようになった。
AIカウンセル「CorporateOn」
「CorporateOn」はLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)と独自のRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)を活用し、他部署から問い合わせ対応をする管理部門の業務負荷軽減や、事業戦略・新規企画を担う事業部門担当者の疑問解決を支援するサービス。
弁護士や税理士、公認会計士、社会保険労務士、経営コンサルタントといった専門家の知見を体系化した独自の知識を出典としてライブラリに搭載しており、信頼性の高い一次回答が得られる特徴を持つ。
Slackアプリでシームレスな情報収集体験
AIカウンセル「CorporateOn」はSlackアプリ上で質問や回答の確認が可能となった。これにより情報へのアクセスを簡易化し、業務効率化と専門知識や社内のナレッジ、ノウハウの活用を支援する。
昨今はリモートワークの導入などにより多様な働き方が一般化し、企業内におけるコミュニケーションツールは単なる連絡手段ではなく、業務を進める中核となり始めている。こうした状況の中、日頃から使用しているツール上でも「CorporateOn」を活用したいという声が挙がったことから、Slackアプリでの提供を開始したという。
Slackワークスペース上で直接質問や回答を参照できるようになったことで、情報へのアクセス性を高め、組織全体の生産性向上に貢献するとしている。