電通とSnowflakeは7月8日、企業グループ内・他企業間のデータ連携を促進し、マーケティングROI(mROI)の最大化を支援するプラットフォーム「Tobiras Shared Garden(トビ
電通とSnowflakeは7月8日、顧客が保有する1st Partyデータの企業間連携およびクラウド基盤構築に関する戦略的パートナーシップに合意したと発表した。
これにより、両社は同日、企業グループ内・他企業間のデータ連携を促進し、マーケティングROI(mROI)の最大化を支援するプラットフォーム「Tobiras Shared Garden(トビラス・シェアード・ガーデン)」(以下、TSG)を開発し、提供を開始する。
「Tobiras Shared Garden」の概要
Tobiras Shared Gardenは、既存のシステム環境に依存せず、マルチクラウドで柔軟かつ安全なデータ連携を実現するプラットフォーム。これにより、ユーザーは企業グループ内・他企業間や、アライアンスを構築したデータホルダー、プラットフォーム企業とのデータ連携が可能となる。
ユーザーの環境において、自由度の高いデータ利活用によって、広告施策やCRM(Customer Relationship Management)の効率化を実現する。
「Tobiras Shared Garden」の主要機能
Tobiras Shared Gardenは、電通が3000件以上運用してきたデータクリーンルームの知見を生かして設計されており、データ活用にまつわる課題を解決する以下の3つの機能を備えている。
Consent Matching Support AI
連携データに関連する複数のプライバシーポリシーを読み込み、同意内容と一致する表現を抽出・リスト化し、プライバシーポリシーの確認を支援する機能
Interoperable DCR
データ連携における安全管理措置を支援し、基本クエリを用意することで、非エンジニアでも分析を可能にする機能
Intelligent Activation
分析結果に基づき、目的に応じた広告やCRMの施策実施を支援する機能