
デスク「伊藤園が抹茶事業部を設立するね」
記者「はい。世界中で抹茶の人気が高まっており、今や”Matcha”は世界共通語。インバウンド客もお土産に抹茶商品を大量購入していくようです。日本全体の抹茶関連商品の輸出額はここ数年で倍増し、2024年は364億円と市場が急拡大しています。緑茶飲料最大手の伊藤園社長・本庄大介氏は『供給量を増やせばもっと売れる』と話し、抹茶事業に本腰を入れる方針です」
デスク「人気の理由は?」
記者「健康志向の高まりで、抹茶の持つヘルシーさと、和食ブームが背景にあります。抹茶と言えば茶道や和を連想させ、日本文化の精神性や情緒を感じるモノというのも一つあると思います。世界中で分断・対立構造が深まっており混沌を極める中で、人々は潜在的に癒しや静けさを感じる和のモノを求めているのかもしれません。この需要増に迅速に対応できるか、日本の食品企業の腕の見せ所です」