Googleは同社がパブリッシャー収益化のためにテストしてきた新たな仕組み"Offerwall"をGoogle Ad Managerの新機能として正式にローンチしたことを公式ブログで発表した。
コンテンツを表示させる際に動画を閲覧するモバイルアプリ内広告の仕組みをブラウザによるWebサイト訪問者に応用するもので、1000を超えるコンテンツパブリッシャーでのテストを経ての正式ローンチとなる。Webページ読み込み時の広告閲覧以外にも、簡単なアンケートを条件にする、数円〜数百円など少額な支払いMicropaymentによる有料化(サードパーティSupertab.coによる時間パスや登録)などカスタマイズがAd Managerから行える。
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サードパーティーとして提供されるSupertab.coの時間パス。一定時間の閲覧を少額で購入(ヘルプページより)
同社によれば、導入サイトの平均9%の収益向上を実現しているOfferwall。公式ブログでは、あらゆる規模のパブリッシャーでの提供が可能だが、リソースやインフラの制限などのために多様な収益源を確保できない中小企業にとっては特に有益な機能だとしている。コンテンツがあるのに苦労しているような場合にはAd Managerから手軽にマネタイズできる仕組みとのこと。