Microsoftは6月9日(米国時間)、「Microsoft 365 管理センター」(要ログイン)において、7月からOutlook Webおよび新しいOutlook for Windowsのブロック対象としている添付ファイルタイプを拡張すると発表した。
新たに追加されるファイルタイプは「.library-ms」と「.search-ms」の2つ。いずれも知名度の低いファイルタイプだが、フィッシングやマルウェアの配布など、近年のサイバー攻撃に悪用されたことが確認されている。
Outlookの添付ファイルブロック
Microsoftは2014年に公開したOutlookのサポート情報で、マルウェア感染を回避するためとして添付ファイルのブロックを実施していることを発表(参考:Blocked attachments in Outlook - Microsoft Support)。それ以来ブロックリストは拡張を続けており、現在は128個のファイルタイプが登録されている。
ブロック対象となったファイルタイプはOutlookのメールに添付して送付することができない。そこで同社は安全なファイル共有手法として、次のいずれかの代替手法の利用を推奨している。