Bleeping Computerは6月5日(現地時間)、「ChatGPT prepares o3-pro model for $200 Pro subscribers」において、OpenAIがChatGPTのProプラン向けに新モデル「o3 Pro」を導入すると伝えた。
Proユーザーはo3 Proの導入により、さらに複雑な課題にも取り組めるようになる。
o1 Proモデルをo3 Proモデルに置き換え
現在、ChatGPTの有償プランには、月額20ドルのPlusプラン、月額200ドルのProプラン、1ユーザーあたり月額25ドルからのTeamプラン、そしてエンタープライズグレードのサポートを備えたEnterpriseプラン(価格は要問合せ)がある。このうち、PlusプランでGPT-4o、GPT-4.1-mini、GPT-4.1、GPT-4.5、o3、o4-mini、o4-mini-highの各モデルが利用できる。そしてProプランでは、これらのモデルの一部制限が緩和されることに加えて、o1 Proモデルが利用可能になる。
o1 Proは、以前のo1モデルを基にした強化版であり、特に数学的問題や高度な科学的課題に対して優れた能力を発揮する。o3 Proは、o3の強力な推論能力とo1 Proの信頼性を組み合わせることで、既存のo3の思考能力を向上させたモデルである。ユーザーはo3 Proを使い、より複雑なタスクに対応できるようになる。
Bleeping Computerによれば、OpenAIは、早ければ来週、遅くとも今月中にはo3 ProをProプランのユーザーに提供する予定だという。ChatGPTの日本語版の価格情報ページでは、すでにo1 Proに代わってo3 ProがProプランで利用可能なモデルとして掲載されている。
o3 Proの導入によって、Proプランのユーザーはさらに高い問題解決能力を得ることが期待できる。