NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は6月4日、NTTドコモが保有するデータや知見などを活用してマーケティングを支援する事業の本格展開を開始することを発表し、記者説明会を開いた。NTT Comはこの事業により、データやテクノロジーと人間の経験が共存する「マーケティング5.0時代」のCX(Customer Experience:顧客体験)向上を支援する。
マーケティング支援事業の背景
近年はスマートフォンを中心としたデジタルツールの利用が進み、ユーザーの購買や移動に関する履歴など多量のデータを収集できる。多様かつ細分化するユーザーの嗜好に対応するため、データやAIを活用したマーケティングへの需要が高まっているが、データ利活用のノウハウを持った人材不足などが課題とされる。
こうした課題に対し、NTT Comはデータの収集や分析、施策立案、実行、改善まで一気通貫で提供することで、顧客企業のデータ利活用ノウハウの有無にかかわらず効果的なマーケティング活動を支援する。