Preferred Networksは5月8日、生成AIを活用し、テキストデータ分類・分析をスピーディーに行える定性データ分析サービス「Insight Scan」の提供を開始した。
組織内のテキストデータの分類・分析をAIで迅速に行える「Insight Scan」

定性データ分析サービス「Insight Scan」
同社のプロダクト・サービス群PreferredAIに新たに加わるサービスは、企業が保有するテキストデータを迅速に処理できる定性データ分析サービス「Insight Scan」。組織内で人が文を読んで分析・判断・決断する工程は、いたるところにある。日報やレポートなどの決定や判断の基礎となる重要な資料に加え、コールセンター応答履歴、Webの口コミ、批評とデジタル化により企業が持つ文章は増加している。LLMによる自然言語処理を通じた分類ラベリング、グラフ化と分析可能な形に対話形式で掘り下げながら落とし込めるため、日本語のテキストデータを正確に素早く処理できると業務効率が上がる。
特許分析を3時間で1000件の事例も
まとまった文書の解析は、専門的な分野にも多い。特許分析を行うユーザーが3時間で1000件規模の分析を実施できるようになったケースを紹介している。高度な分析機能や外部システムとの連携など今後取り組むべき課題にも触れているが、国産大規模言語モデル「PLaMo Prime」を開発(ニュースリリース)するなど日本語によるAI性能向上を図る同社の研究が、サービスをより強いものへと進化していくことが期待される。