Microsoftは5月1日(米国時間)、「Pushing passkeys forward: Microsoft’s latest updates for simpler, safer sign-ins|Microsoft Security Blog」において、Microsoftアカウントのデフォルト認証方式をパスワードレスの「パスキー」に切り替えたと発表した。
これから新規に作成するアカウントはデフォルトでパスワードレスとなり、既存ユーザーもアカウントからパスワードを削除できるようになるという。
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Pushing passkeys forward: Microsoft’s latest updates for simpler, safer sign-ins|Microsoft Security Blog
パスワードの信頼性は低下、より優れた認証への移行が必要
オンラインの世界では顔の見えない個人を特定するために、その個人のみ知り得る情報を確認することで認証が行われてきた。その代表格がパスワードだが、近年の高度化を続けるサイバー攻撃によりその信頼性は年々低下している。Microsoftによると2024年のパスワード攻撃は毎秒7,000件で、2023年の2倍以上に増加したという。