Microsoftはこのほど、「CPU spikes when typing in classic Outlook for Windows - Microsoft Support」において、従来のOutlook(Outlook classic)の入力時にCPU使用率が30%から50%まで急上昇する不具合を修正したと発表した(前回記事:「OutlookにCPU負荷が上昇する不具合 | TECH+(テックプラス)」)。
不具合はWordチームにより修正され、5月上旬から下旬にかけてチャネルごとのアップデートが予定されている。
前回の回避策は機能しない
Microsoftは4月14日の情報公開の際、半期チャネルのOutlook(classic)には不具合が存在しないとしてチャネルの切り替えを提案していた。しかしながら今回の発表にて、実際には不具合が存在し、この回避策は機能していなかったと明らかにした。
そこで新たにバージョン2405にダウングレードする回避策を提案している。ただし、ダウングレードするとセキュリティアップデートが無効になるとして推奨はしていない。
アップデートは5月を予定
不具合を修正したアップデートのリリースは5月が予定されている。リリーススケジュールは次のとおり。
- ベータチャネル(バージョン2505 ビルド18822.15000):2025年5月上旬
- 最新チャネルのプレビュー(バージョン2505 ビルド18827.20000):2025年5月中旬
- 最新チャネル(バージョン2505 ビルド18827.20000):2025年5月下旬
不具合の影響を受けたユーザーには原則として修正アップデートのリリースを待つことが推奨されている。何らかの理由により緊急の対策を必要とする場合は、リスクを理解した上でダウングレードを実施することができる。ダウングレード後はリスクの回避に努め、修正アップデートのリリース後に速やかにアップデートすることが望まれている。