KDDIとAMDは4月23日、KDDIの5G仮想化ネットワークに第4世代 AMD EPYC CPUを採用し、AI時代の5G仮想化ネットワークの高度化に向けて技術提携していくことに合意したと発表した。2025年中に検証を開始し、2026年度以降に全国の商用ネットワークへ展開していく予定。
技術提携の背景
今後はAIの利用拡大などにより5Gの通信トラフィックの増加が見込まれており、5Gネットワークの性能向上と安定性の確保が求められている。また、通信トラフィックの増加に伴い、通信を処理するサーバやネットワーク機器の消費電力も増大している。
通信ネットワークにおけるエネルギー効率の最適化は、通信サービスの持続的な提供を支える上で重要だ。KDDIは5Gコアネットワークの仮想化を進めており、特定のハードウェアに依存せず、高性能化と省電力化を実現するための柔軟なハードウェア導入を可能としている。