三菱電機は、東京・銀座の三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」にて、閉館を前にラストイベントとして『日常の“あたりまえ"に、再発見と新発見を。あたりまえっ!?展』を4月18日から8月4日まで開催する。同イベントは入場料無料で、11時〜19時の時間であれば誰でも立ち寄ることができる。
イベントの開催に先立ち、メディア向けに先行体験会が開催された。本稿では同イベントのコンセプトや展示されている内容を紹介していく。
「こうのとり」と宇宙を旅する冒険
同イベントは、暮らしの中の「あたりまえ」に関わる同社の幅広い製品やソリューションに触れることで、サステナブルな社会の実現に向けた、ワクワクする「未来のあたりまえ」を新たに発見してもらうことを狙ったもの。
「宇宙のあたりまえ」エリアや「エアコンのあたりまえ」エリア、レーザ加工機の技術を観ることができる「スマートフォンのあたりまえ」エリアなどがあり、それぞれのエリアでさまざまな体験型コンテンツを通じて楽しむことができる。
「宇宙のあたりまえ」エリアでは、巨大スクリーンに投影された宇宙ステーション補給機「こうのとり」と共に宇宙を旅するかのような没入体験が楽しめる。こうのとりの開発に込めた開発者の想いを感じられるだけでなく、ISS(国際宇宙ステーション)の仕組みや打ち上げ当時の様子なども学べる展示だ。
さらに同エリアには、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」と新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」も展示されており、こうのとりの歴史や成り立ちを学べるだけでなく、その他の三菱電機が開発した衛星を観ることもできる。
さらに「エアコンのあたりまえ」エリアは、軸を巻き込むようにして空気が流れる送風機が横流式送風機である「ラインフローファン」を自身が送る風で体験できるエリアだ。
用意されたハンディファンを使って、壁に設置されているラインフローファンに向かって風を送ると、その風がスクリーンにハートや花びら、風の精となって映し出される仕掛けとなっている。
データとデータの掛け合わせで街を豊かにする体験
その他、同イベントでは、三菱電機のデジタル基盤である「Serendie」を活用したデータとデータの掛け合わせで街を豊かにしていく体験ゲーム「Serendie City」や、分速1230mを誇る三菱電機の超高速エレベーターをVRで疑似体験できる展示など、さまざまな体験をすることができる。
Serendie Cityは、三菱電機の「電力・エネルギー」「ビル」「モビリティ・交通」「家電・住宅設備」「FAシステム・自動化」「人工衛星・宇宙」という5つの事業領域から2つを組み合わせて、街を豊かにする新たなソリューションを生み出す体験ができる。
筆者は「家電・住宅設備」と「人工衛星・宇宙」を組み合わせた結果、「観測衛星データと家電データを活用した街の安心・安全」に寄与するソリューションを生み出すことができた。
三菱電機はSerendieを活用して、鉄道車両・変電所・駅での電力使用量や鉄道の運行状況などのデータを解析・分析、組み合わせることで、エネルギー運用の最適化を提案しているそうで、体験を通じて、同社の取り組みを知ることもできる。
未来について考えるきっかけとなるイベントに
最後のエリアには「三菱電機に実現してほしい"あたりまえ"投票」というブースが設置されている。
このエリアでは、「使わなくなったものを資源として有効活用するのはあたりまえ(サーキュラーエコノミー)」「お互いを尊重し合える社会はあたりまえ(インクルージョン)」「誰もが安心・安全に暮らせるのはあたりまえ(安心・安全)」「温暖化に悩まなくなるのがあたりまえ(カーボンニュートラル)」「心身ともに快適に過ごせるのはあたりまえ(ウェルビーイング)」という5つの項目についての投票箱が用意されており、参加者は最も叶えてほしい未来のあたりまえに投票することができる。
この結果はイベント終了後に三菱電機の社員に共有され、これをもとに新たなソリューション開発などに生かしていくという。
イベントの開催に合わせ、1階のMEToA Cafe & Kitchenでは、限定メニューの「Death By Chocolate」(税込1958円 ドリンクセット+330円)を販売。同商品はフェアトレードのチョコレートやエディブルフラワーを使った新しいパンケーキとなっている。
三菱電機は、今回のイベントについて、時代によって移り変わってきた日常のあたりまえと、その暮らしを支える技術に触れてもらうことで、サステナブルな未来について考えるきっかけにしていきたいという。







