Bleeping Computerは4月10日(米国時間)、「Microsoft releases emergency update to fix Office 2016 crashes」において、Microsoft Office 2016の機能停止に関する不具合が修正されたと伝えた。

この不具合は、先日「Office 2016の更新プログラムに不具合、新規ドキュメントの作成でクラッシュ | TECH+(テックプラス)」として伝えたもの。Microsoft Office 2016のセキュリティ更新プログラム(KB5002700)に不具合が存在し、アップデート後に機能しなくなる可能性があった。

  • Microsoft releases emergency update to fix Office 2016 crashes

    Microsoft releases emergency update to fix Office 2016 crashes

完全な修正には前回の更新プログラムも必要

Microsoftは不具合の報告を受け調査中としていたが、4月10日(米国時間)、「2025 年 4 月 10 日、Office 2016 (KB5002623) の更新 - Microsoft サポート」において、不具合を修正する更新プログラム(KB5002623)をリリースしたと発表した。

この更新プログラムを適用することで、Word、Excel、Outlookの機能停止の不具合が修正される。Microsoftは発表の中で次のように述べ、完全な修正には前回の更新プログラム(KB5002700)のインストールも必要と明らかにした。

Office 2016スイート全体を動作可能な状態に復元するには、KB5002700およびKB5002623の両方の更新プログラムをインストールしている必要があります。

更新プログラムはダウンロードセンターから入手可能

新しい更新プログラム(KB5002623)は、次のMicrosoftダウンロードセンターから入手可能。ダウンロード手順およびインストール方法は、Webサイト下部の「Install Instructions(インストール手順)」にて解説している。

不具合の影響を受け前回の更新プログラム(KB5002700)をアンインストールしたユーザーは、再度更新プログラムをインストールし、次に新しい更新プログラム(KB5002623)をインストールすることが推奨されている。また、回避策を実施したユーザーは、必要に応じて設定を元に戻すことが望まれている。