Googleは4月7日(現地時間)、Google Workspaceの文章作成支援機能である「Help me write」がアップデートされ、Google ドキュメントとGmailの両方で日本語が利用できるようになったことを伝えた。「Help me write」を使うと、簡単なプロンプトを入力するだけで、AIが文書や比較表を作成してくれるため、日々の業務の大幅な時間短縮を実現できる。

  • Google Workspace Updates: Help me write in Google Docs now available in four additional languages

    Google Workspace Updates: Help me write in Google Docs now available in four additional languages

Google ドキュメントは6言語をサポート

Google ドキュメントのHelp me writeは、書きたいトピックを説明する単語をいくつか入力すると、その単語を使った文章の下書きを生成してくれる。長さやトーン、形式なども指定できる。また、特定のテキストを選択して、タイプミスの発見や、単語や言い回しの変更などといった編集もできる。

これまでは英語とポルトガル語のみサポートされていたが、今回のアップデートで日本語、イタリア語、フランス語、ドイツ語の4つの言語が追加で利用できるようになった。

Google ドキュメントのHelp me writeはGoogle Workspaceの次のプランを利用しているユーザーが利用することができる。

  • Business Standard / Business Plus
  • Enterprise Standard / Enterprise Plus
  • Google One AI Premium
  • Gemini Education / Gemini Education Premiumアドオンの購入者
  • Gemini Business / Gemini Enterpriseアドオンの購入者

Gmailは7言語をサポート

GmailのHelp me writeでは、AIにメールの下書きを作ってもらうことができる。具体的には、下書きしたいメッセージの内容を自分の言葉で書けば、それを基にしてメールの文面として整形してくれる。そのメールのスレッド内のコンテキストも理解して、メッセージの内容に反映してくれるという点が大きな特徴。

そのほか、下書きの内容をさらに適切なものになるように調整したり、下書きを基にしてより詳細な内容の説明を付け加えたりするなどの編集機能も備えている。

GmailのHelp me writeは最初は英語、ポルトガル語の2言語でスタートし、2025年3月にイタリア語、フランス語、ドイツ語の3言語のサポートが追加された。今回のアップデートでは、日本語と韓国語が追加され、これで7つの言語で利用できるようになった。

GmailのHelp me writeはGoogle Workspaceの次のプランを利用しているユーザーが利用することができる。

  • Business Starter / Business Standard / Business Plus
  • Enterprise Starter / Enterprise Standard / Enterprise Plus
  • Google One AI Premium
  • Gemini Education / Gemini Education Premiumアドオンの購入者
  • Gemini Business / Gemini Enterpriseアドオンの購入者

なお、Gmail版のHelp me writeは、PC以外にAndroid版およびiOS版でも利用することができる。