Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」は3月30日(現地時間)、「Google code confirms Gemini in Chrome copies Edge's Copilot sidebar idea on Windows 11」において、Google ChromeのGeminiがMicrosoft EdgeのCopilotサイドバーのアイデアを模倣していると伝えた。
Chrome+Geminiの目標は「Edge+Copilotの可能性」
Windows Latestによると、現在Googleはコードネーム「Glic」として、AIチャットボット「Gemini」を搭載したChromeを開発中だという。Chrome Canaryビルドからは設定画面やアイコンの存在が確認されている。
Leopeva64氏がredditに投稿した画像によると、タイトルバーにGeminiアイコンが追加され、クリックするとポップアップの入力ウィンドウを表示することがわかる。
Googleは3月24日にコミットした新しいコードで、Windows環境下におけるポップアップウィンドウのサイズ変更を可能にした(参考:「glic: manual resize on Windows (6372329) · Gerrit Code Review」)。ウィンドウ上部からサイズ変更ができないなど不具合を指摘されているが、将来的には通常のウィンドウのように扱えるようになると予想されている。
この修正に重要な意味があるのかと疑問に思うところだが、Windows LatestによるとポップアップをChromeから切り離し、サイドバーに進化させることができるという。また、スタンドアロン動作をさせ、タスクバーからアクセスすることも可能になるとのことだ。
この最終目標はEdgeに搭載されたCopilotに近く、同様に動作するようになると推測されている。今後はインタフェースのさらなる改良に加え本体(Gemini)の実装を行う必要があり、リリースにはまだ時間がかかるとみられる。Microsoft EdgeおよびCopilotと比べて後れを取っているが、Googleの今後の発表に注目していきたい。