OpenAIは3月31日、新規調達ラウンドで400億(4月1日時点での日本円換算で約5兆9900億円)ドルを調達したことを発表した。資金調達後の評価額は3000億ドル。非公開のテック企業で過去最大の資金調達になるという。
過去最大の非公開テック企業の調達額
新規調達の400億ドルの内訳は、投資ラウンドを主導したソフトバンクが300億ドル、残り100億ドルはMicrosoft、Coatue、Thriveなどからとのこと。今回の400億ドルという資金調達額は、2018年のAnt Groupの140億ドルを上回り、過去最大の非公開テック企業の調達だ額という。
OpenAIによると、ChatGPTの週間ユーザー数は5億人。CNBCによると、これは2月の4億人からの増加だという。CEOのSam Altman(サム・アルトマン)氏によると、直近の1時間だけで100万人のユーザーが加わったとのこと。
調達した資金は「AIリサーチの限界を広げる」こと、そしてコンピューティングインフラの拡大に使用する予定だという。CNBCは関係者の話として、OpenAIがソフトバンク、Oracleとともに展開する「Stargate」に使われる見込みだと紹介している。