日本製鉄は3月31日、豪州 Whitehaven Coal Limited(ホワイトヘイブン社)が保有する豪州クイーンズランド州のブラックウォーター炭鉱の権益の20%を取得することを決定したことを発表した。

BW炭鉱ジョイントベンチャー設立

同社は2024年8月に各国規制当局の承認などの前提条件が充足次第、実行することにしていることを公表。今般、全ての前提条件が充足されたことから、日本製鉄は100%子会社のNippon Steel Australia Pty Ltd.を通じてBW炭鉱の持分20%を取得したという。

これにより、BW炭鉱ジョイントベンチャーが新たに設立され、その収益は日本製鉄に比例連結される予定。

日本製鉄は、原料炭事業への参画などを通じて、製鉄プロセスの脱炭素化に必要な優良製鉄用原料炭の将来にわたる安定調達と、外部環境に左右されにくい連結収益構造の構築を一層推進していく。