富士通は3月31日、豪Macquarie University(マッコーリー大学)と、AIサービス「Fujitsu Kozuchi」の自動機械学習技術である「Fujitsu Kozuchi AutoML(オートエムエル)」を用いて、自動機械学習に関する知識やスキルを習得できる教育コース「Fujitsu AutoML:自動機械学習の習得」を共同開発したことを発表した。
このコースは4月30日よりマッコーリー大学のオンライン学習プラットフォームを通じて提供開始され、LinkedIn LearningやUdemyなどのプラットフォームでも順次提供を開始する予定。学生や研究者、業界の専門家など誰でも受講可能で、修了後にはマッコーリー大学が提供するAIに関するマイクロ資格を取得できる。
オーストラリアでは工学系の資格を持つ大学卒業生の割合が8.5%未満(2021年)とOECD加盟国で6番目に低い水準であり、これは企業や団体がAIソリューションの効果的な導入によりイノベーションを起こし競争力を維持する能力にも影響を与えているという。
これに対し富士通は、AIに関する教育格差をなくし、オーストラリアにおけるAI専門家の育成に貢献することを目的に、マッコーリー大学とともに教育コースを共同開発した。同コースは自動機械学習、AIモデル、アルゴリズムなどのトピックについて、基本的な理論に関する講義と実践的な演習で構成される。