戸田建設は、同社が昨年建設した「TODA BUILDING」の新社屋オフィスフロア8階から12階において、開発する「Toda Building Smart System」(T-BuSS)を導入し、運用を開始したことを発表した。
昨年11月に東京都中央区京橋一丁目にオープンした「TODA BUILDING」は、1階から6階が芸術文化施設や商業施設で、8階から27階をオフィスフロアで構成する地下3階地上28階建ての超高層複合ビル。老舗の古美術店から現代アートギャラリーが並ぶ京橋エリアの芸術文化の拠点"京橋彩区"にオープンしている。
8階から12階の新社屋となるエリアに導入されたのは、"建設会社であるこそ実現できる"というオールインワンのスマートオフィスアプリケーション「T-BuSS」。座席や会議室など2000カ所以上に設置したタグ「T-BuSSタグ」と連携する各種機能は、実にスマート。タグから取得した位置情報を基にフロアサイネージ上に自身の座席を表示、スキャン時刻と打刻を連携させるなどフリーアドレスでの人探しの課題や手間を大きく削減する。
オフィス内の設備操作も充実しており、自分のいる場所の照明のON/OFFや、明るさの調整や"多数決"を取り入れたゾーンの空調や座席に応じた個別の風量調整、ブラインド操作や171ヶ所に設置した環境センサーによる温度・湿度・CO2濃度の確認、各階トイレブースの空き状況やカフェテリアの混雑状況のリアルタイム確認からバーチャルオフィスサービスoVice連携の社員位置情報を活用したリアルタイムコミュニケーションに加え、三菱電機ビルソリューションズ提供の「エレ・ナビ」、NEC顔認証システムによるによるエレベータの効率運用とだれもが羨むであろう機能をアプリにフル搭載する。