クボタは、プラチナパートナーとして協賛する大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンにおいて、未来の「汎用プラットフォームロボット」のコンセプトモデル「Type:V」と「Type:S」を展示する。

  • Type:V

    Type:V

  • Type:S

    Type:S

汎用プラットフォームロボット(Versatile Platform Robot)は、農業や様々なフィールドにおいて求められる各種作業を完全無人で実現する未来のプラットフォームロボット。多様なアイテムを駆使し、データに基づく精密な農作業や、土木・建設作業までを完全無人で行う。農業従事者の減少が加速する中で、未来の食を守るための次世代のプラットフォームロボットといえる。複数台のロボットが協調して自律作業することにより、様々なフィールドで効率よく作業を行うことが想定されている。

今回展示されるのは、「Type:V」と「Type:S」の2モデル。

「Type:V」は、農業機械の枠に収まらない、完全無人のプラットフォームロボット。作物の間隔や生育状況、作業内容に応じて車体の高さや幅などをトランスフォーム(変形)することができ、各作業に適したインプルメント(作業機)を自動で付け替えることで、1台で多くの用途に使用できる。

例えば稲作においては、従来はトラクタやコンバインなど用途別の機械で行っていた耕起/中間管理/防除/収穫といった作業を担うことができ、野菜などの様々な作物、さらには農業以外の様々な作業にも対応できるという。

一方の「Type:S」は、4本の脚を柔軟に曲げ伸ばしすることで、果樹園などの傾斜地や凹凸のある地形でも機体を水平に保ちながらの移動が行え、荷物の運搬や高精度の管理作業が行えるロボット。CES 2025にはこの「Type:S」のベースとなる「KATR」を出展しており、「CES Innovation Awards 2025」の「Industrial Equipment && Machinery」部門で「Best of Innovation」を受賞している。

様々な用途に適したアタッチメントを取り付けるプラットフォームとしての活用が想定されており、自社はもとより社外とも共創してロボットアームなど様々なアタッチメントを開発することで、荷物の運搬だけでなく農業の枠にもとどまらない多様な用途に対応することが可能になる。

大阪・関西万博の会場では、「Type:V」「Type:S」のコンセプトモデルのほか、両機が活躍するプラネタリーコンシャスな未来の食と農業の姿を動画とゲームで紹介する予定。

同社は1970年の大阪万博で「夢のトラクタ」を展示しており、そこで提示されたコンセプト・機能が実用化され、現代のトラクタに搭載されているものも少なくない。今回展示する「Type:V」「Type:S」についても同様に、その機能が実用に供される日がいずれくるかもしれないとしている。