電通デジタルは3月13日、AI活用によって企業の次世代マーケティング活動支援を総合的に行うソリューションブランド「∞AI」において、DLPOと共同で、現状のランディングページ(以下、LP)の分析から改善案の作成、効果予測、アイデアの示唆出しまでをAIにより自動で行うソリューション「∞AI LP(ムゲンエーアイ エルピー)」を開発したと発表した。

「∞AI LP」は、LP制作過程においてAIを活用し、公開までの時間を大幅に短縮するとともにCVRの改善を行うことを可能にする。

  • 「∞AI LP」のロゴ

「∞AI LP」の特徴

「∞AI LP」は、自社と競合のLPをAIによって比較し、ファーストビューやクリエイティブなどをUI/UXの観点で評価する。各項目でのスコアリングを行うことで、自社LPの課題を可視化する。

さらに、分析結果や業界トレンド、市場のニーズを基に、AIが最適なLPの訴求テーマ・改善案を大量に生成し、複数の改善案に対し自動でスコアや順位付けを行う。

公開後、LPの表示速度の比較やクリック率、CVRなどのデータを基に再度LPを分析。より効果の高いLPへの改善案を示唆する。

分析からLP制作完了まで50時間削減

同日より、電通デジタル社内で「∞AI LP」の本格活用が開始された。

「∞AI LP」をテスト導入した事例では、配信中の既存LPに対し、分析から新しいLPの公開までの時間を約50時間短縮したという。作成の過程では、「競合分析」から「改善案の生成」に対し何度も予測をしながらCVR改善率141%を達成したという。