BetaNewsは3月10日(米国時間)、「Firefox add-ons will stop working on March 14 if you don’t update」において、Mozilla Firefoxのルート証明書が3月14日に有効期限切れになると伝えた。
このルート証明書は署名済みコンテンツと拡張機能の検証に使用されており、期限が切れると拡張機能、コンテンツの署名、DRM保護されたメディア再生に影響するという。
影響する製品
Mozillaは2024年11月23日(米国時間)、「Update Firefox to prevent add-ons issues from root certificate expiration | Mozilla Support」において、ルート証明書の有効期限が間近に迫っていることをユーザーに通知した。
通知によると、次の製品に影響があるという。
- Firefox 128より前のバージョン
- Firefox ESR 115.13より前のバージョン
Firefoxをアップデートせずに使用を続けると、拡張機能の無効化、DRM保護されたメディア再生の失敗、その他機能の停止などの問題が発生する可能性がある。また、アップデートには重要なセキュリティの修正やパフォーマンスの改善が含まれており、Mozillaは最新バージョンへのアップデートを強く推奨している。
アップデートは簡単
バージョンの確認およびアップデートは容易に実施することができる。Firefoxのツールバー右端にあるアプリケーションメニューアイコン(3本線のアイコン)をクリックし、「ヘルプ」→「Firefox について」をクリックする。
動作中のFirefoxに関する情報を載せたダイアログが表示され、バージョンを確認することができる。バージョンが古い場合は、「(バージョン番号)に更新する」ボタンが表示され、その下に現行のバージョン番号が表示される。
Firefoxをアップデートするにはこの「(バージョン番号)に更新する」ボタンをクリックする。ダウンロードが開始され、完了すると「再起動してFirefoxを更新」ボタンが表示される。このボタンをクリックしてFirefoxを再起動すると更新が完了する。
元のバージョンがとても古い場合は、ボタンが表示されなくなるまで数回同じアップデート作業を繰り返す必要がある。Firefoxユーザーはルート証明書による予期しない機能停止に遭遇しないよう、これを機会にバージョンを確認してアップデートすることが推奨されている。