Googleは3月6日(米国時間)、「Google Workspace Updates: Enhancements for custom and AI-generated backgrounds in Google Meet」において、ビデオ会議アプリ「Google Meet」のカスタム背景画像の品質が大きく向上したと伝えた。
生成AI「Gemini」のモデルをアップグレードしたことで視覚的な魅力と品質が大幅に向上し、ユーザーの要望を適切に反映した背景画像の生成が可能になったという。
プリセットスタイルの追加
Googleはモデルのアップグレードに加え、背景画像の生成を支援するプリセットスタイルも追加した。画像の概要を説明するキーワードを入力し、次にプリセットスタイルを指定することで、より希望に近い画像を生成する。
プリセットスタイルは次の7種類が提供される。
- プロフェッショナルオフィス
- 本棚
- スタイリッシュなリビングルーム
- 居心地の良いリビングルーム
- トロピカルビーチ
- ファンタジーな城
- SF宇宙船
段階的な展開を開始
この機能はGoogle Workspaceの次のプランまたはアドオンに加入している企業および組織に提供される。展開は3月6日から段階的に開始され、15日以内に完了する見込みだ。
- Business StandardおよびBusiness Plus
- Enterprise StandardおよびEnterprise Plus
- Gemini EducationまたはGemini Education Premiumアドオン
- Gemini Business(販売終了)
- Gemini Enterprise(販売終了)
- AI Meetings and Messages(販売終了)
Google Workspaceの管理者は、管理コンソールから機能の有効、無効を切り替えることができる(参考:「背景の適用と特殊効果の適用をユーザーに許可する - Google Workspace 管理者 ヘルプ」)。
管理者が機能を有効にしている場合、ユーザーはヘルプセンターの解説「Create background images with Gemini in Google Meet - Google Meet ヘルプ」のとおり作業することで、魅力的な背景画像を生成することができる。
なお、生成された画像はGoogle Meet内でのみ使用が許可される。また、Googleは不適切な画像が生成される場合があるとして、生成AIに過度な期待をせず、問題を発見した場合はフィードバックを送信して欲しいと呼びかけている。