NECは3月6日、Denodo Technologiesの提供するデータ統合・管理ツール「Denodo Platform」を同日から提供開始したことを発表した。これによりNECは、自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と自らの実践に基づく活きた知見をもとに、顧客のDX加速を支援したい構え。
背景
近年、急速な市場変化やニーズの多様性に柔軟に対応する上でDXの推進は必要不可欠であり、企業内に散在している多様なデータの活用が求められている。
NECは、散在するデータを複製することなく仮想統合する「Denodo Platform」を活用することで、安定的で利用しやすいデータ活用基盤をエンタープライズ領域向けに提供する。
提供サービスの特徴
提供されるサービスの特徴としては、自社利用による技術・価値検証をもとに、専門スキルを持つ人材が事前検証からSIサービスまでをワンストップで支援可能なプロフェッショナルサービスであること、「Denodo Platform」のクライアントゼロの実践で得た知見を集約し、データ活用基盤製品の選定を支援するコンサルティングサービスを提供することなどが挙げられている。
コンサルティングサービスにより、短期・低コストでデータ活用基盤の導入を可能にするとともに、顧客のデータ活用に合わせたシステムアーキテクチャおよびロードマップの方針を提案するという。
NECはこれらのサービスを、戦略策定やDX人材育成などとともに、顧客価値を創出するBluStellar Scenarioの「データ起点の意思決定能力向上による経営事業管理の良質化と進化」として提供していく。