Emurasoftは3月5日、同社のテキストエディター「EmEditor」v25.0.0をリリースした。巨大ファイルへの高速処理対応やCSVやXMLファイルなどに対する高度な制御機能も備える「EmEditor」。v24.0からはEmEditor Professional版において、OpenAI APIを使用した連携機能を拡充しており、選択テキストや文書全体を対象としたAIによる翻訳、校正、要約から搭載ブラウザによる画像生成までテキストエディター上で行えるようになっている。AIメニューのカスタマイズから自身の手によるメニューも加えられるので、たとえば

フランス語に翻訳:
$(SelOrDoc)

としておけば、選択文章をフランス語に翻訳できるAIメニューを自身で追加できる。プロンプト次第で独自のAIメニューを作り出せるため、広範なカスタマイズメニューを構築できる便利なAI機能だ。

  • AIメニューのプロンプト新規作成で独自AIメニュー

  • 選択文字を即座にフランス語翻訳

v25.0.0では、好評であったこれらAI機能をプラグインとして本体から切り離している。v24.2で管理者権限でAIを完全無効にする機能を加えているが、AIの利用制限を求める企業ニーズに応えた形だ。ChatAIプラグインは、64-bit版のみの提供となる。機能改善点では、OpenAIのモデルにgpt-4.5-previewが追加されているほか、AI関連の画像作成時に通常の解像度かHDかを選択できるオプションを追加。EmEditor Professionalではテキストエディター上の選択文から搭載ブラウザによる画像生成が可能だが、[HD] チェックボックスをオフにしておくと、通常の解像度で画像が出力される。

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