MicrosoftのProduct ManagerであるSteven Bucher氏は、AI言語モデルをコマンドラインベースのシェルインターフェースに実装するOSS「AI Shell」Preview 2のリリースを公式ブログで発表した。ソースコードや各種ファイルはGitHubに設置してある。Preview 2では、OpenAI仕様に準拠させたサードパーティーモデルのサポートが拡張しており、OllamaやLM StudioなどのローカルLLM環境やGoogle Gemini、Deepseek、イーロン・マスク氏が率いるxAI社のGrokなどの生成AIサービスにも対応している。

openai.agents.configファイルの設定に各モデルのAPIキーなどの設定を追記する形で利用できるようになる。ローカルの場合、ローカルホストからOpenAI仕様互換のAPIを呼び出すことで可能とする。各サービスのOpenAI仕様互換の方法を示すページへのリンクも示している(OllamaLM StudioDeepseekLocalAIGoogle GeminiGrok)。

Google AI StudioからGemini APIを発行して既存のopenai.agents.configファイルにAPIキーを追加、末尾の"Active": "gpt-gemini"を加えて

    {
      "Name": "gpt-gemini",
      "Description": "A GPT instance using Google Gemini.",
      "Endpoint": "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/openai",
      "Deployment": null,
      "ModelName": "gemini-1.5-flash",
      "Key": "AIzaSyCjG5●●●●●●●●●●●●●●●●●",
      "SystemPrompt": "You are a helpful assistant."
    }
  ],
  "Active": "gpt-gemini"
}

上記で試したところ、Google Geminiが呼び出された。

ほか、Azureのリソースを管理するためのPowerShellモジュールAzure PowerShellのサポート改善、PowerShell以外のネイティブコマンドに対応したResolve-Error、Ollama agentの改善などが行われている。そのほか詳細は公式ブログからのリソースへのリンクで確認できる。

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